不登校に悩むお母さんへ 1月
早く回復させたいという願い
お子さんが不登校・ひきこもりになると
お母さんが
カウンセリングや思春期外来に連れて行こうとしても
なかなかお子さんは動きません。
お子さんは、不登校になるくらい
エネルギーが枯渇しているのですから
そう簡単には動けないです。
でも、お母さんの気持ちとしては
カウンセリングや思春期外来に連れて行って
心身共に適切な処置をしてもらわないと
心配ですよね。
そして、専門家に診てもらいながら
安心してお子さんを見守り
1日でも早く不登校・ひきこもりから回復させたい。
こんなお母さんの心の叫びが感じられます。
子どもがどこにも行きたがらない時
お子さんがカウンセリングや思春期外来の受診を
嫌がった時にどうするか?
それは
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お母さんがお子さんのカウンセラーになる
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ことです。
結論から言うと、
お母さんはお子さんのカウンセラーに
必ずなれます。
お子さんにしてみると
いつもそばにカウンセラーがついているのですから
こんなに安心なことはありません。
お母さんはあることを意識するだけで
お子さんのカウンセラーになれるんです。
カウンセラーになるためにお母さんがすべきこと
まずは、お子さんをよく観察することです。
じーっと見ることではなく、
さりげなく変化を感じ取ることです。
今日は元気そうだな、とか
昨日まではできなかったのに、今日はやろうとしているな、とか
これに興味があるんだな
これが好きなのか、こうすれば食べられるのか、などなど
お子さんの状態、変化に意識を向けます。
意識を向けると、よく見えてきます。
よく見えてくるとお母さんのエネルギーが働きます。
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お子さんを観察し、意識を向け、変化に気づく
ことを続くていくことで
お子さんの状態が変わっていきます。
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さらに良いカウンセラーのなるためのコツ
そうはいっても、本当にこれでいいのか
心配だと思います。
その時は、本職のカウンセラーに
あらかじめお母さんがアドバイスをもらっておく
ことがポイントです。
直接、お子さんと相対するのはお母さんですが
カウンセラーに相談し、具体的な対処の仕方など
道筋は作っておいたほうがいいです。
何か困った時は本職に相談です。
でも、日常的に接しているのはお母さんですから
お子さんのカウンセラーはお母さんです。
お母さんは良いエネルギーを向けることができる
お母さんがお子さんをよく観察し、
意識を向けることで
お母さんのエネルギーがお子さんに伝わります。
エネルギーが伝わり、お子さんが少しずつ
変化していくとしたら
お母さんの意識が現実を変えていく
ということになりますね。
そうです、
お母さんの意識がお子さんにエネルギーを与え
お子さんを動かしていく
ことにつながっていくのです。
このエネルギーの力は
お母さんの愛情とも言い換えることが
できるでしょうね。
お子さんにとって大いなる存在である
お母さんです。
藤田みどり