コロナ禍の中で見えてきた不登校中学生の姿

コロナ禍の中、中学校の取り組み

2020年の3月、4月、5月の3ヶ月ほど、学校はコロナの影響を受けて
臨時休校を余儀なくされました。

その間、公立学校の生徒は自宅で自主学習に取り組み
私立学校の生徒はオンライン授業に取り組む傾向があったように思われます。

6月から分散登校が始まり、徐々に一斉登校にシフトして行った学校が
多かったのではないでしょうか。

その後は、教育課程を消化するために、長期休暇を減らしたり
土曜日授業を増やしたり各自治体により様々です。

今までは、公立学校の多くは、月に1回だった土曜日授業が
ほぼ毎週土曜日も授業になり、
子供たちはかなりお疲れだと聞きます。

さらに学校によっては年末ギリギリまで授業があるそう。

なんとも気の毒。。。先生も大変ですよね。

学校行事が行われないことの影響

密を避けるために、また、そもそも臨時休校だったために

運動会はじめ、修学旅行、校外学習や遠足、文化祭、職場体験、合唱コンクール

なども軒並み実施していない学校が多いと聞きます。

勉強は苦手だけれど、学校行事は大好きで頑張る生徒が少なくないので
行事がカットされることは
子供たちにとって大きな痛手であることは間違いないでしょう。

実は、運動会や合唱コンクールなど、
最上級生の頑張る姿から自分達の未来の姿をイメージし
奮起するきっかけになることが多いのです。

そんな大事な美味しい学校行事がカットされるとは
なんとも残念ですよね。

致し方ないですが。。。

 

中学不登校生は、今

そのような学校生活の中、中学校不登校で自宅に引きこもっている子供達への
影響はどうでしょうか?

 

・コロナ禍の中で、生活のためにお母さんが仕事に出かける
時間や日数が今までよりも増えた。

・中学卒業後の進学先は、金銭的負担が少ない公立など、
選択肢が限られてきた。

・冬休み、春休みが減り、土曜日授業が増えたので、
自宅に引きこもっているとしても精神的にはやや重くなった。

 

逆にこんなメリットも。。。

・みんなマスクしているので、外出する時に顔が隠れて
気が楽だ

オンライン授業に参加できて嬉しかった。

・通常授業の中でも、オンラインを取り入れてほしい

このような声を子供達やお母さんから聞きました。

 

オンライン授業の道

不登校生徒が、オンライン授業に参加することが出来たということは、
これから学校側の努力課題として
積極的にオンラインを取り入れていくことが必要ですね。

学校側も、全ての教師がオンライン授業をこなせるように
積極的に研修を取り入れているそうです。

あとは、不登校生徒のためにオンラインで授業ができる
時間を確保できるか?ということかもしれませんね。

一斉授業を行いながら、個別にオンライン授業となると
どうしても対応は放課後になるかもしれません。

時間の確保、どの教員が対応するか?
などの課題が出てきそうです。

 

 

 

コロナ禍の中でも希望を持って

家庭側ができることはどんなことでしょうか?

まずは、
1 家庭の希望を伝えることですね。

・オンラインをしてほしいのか、そっとしていてほしいのか。
・自宅に訪問してほしいのか、電話で話してほしいのか。

積極的に希望を伝えることがまずは必要です。

2 視点を高校に向けて、どのような学校に
進学したいのか。 

ネットで検索して、親子で話してみるといい
思います。

 

学校説明会に参加したり、オンラインで説明会に参加する
など、ちょっと先の未来に目を向けてみることが
明日への希望につながっていくと思います。

 

 

 

中学校で不登校であっても、
高校ではいくらでも挽回は可能です。

子供の未来は明るいのです。

藤田みどり

 

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