学校が変わっても、お母さんに持ち続けて欲しいあること

新型コロナの影響で、不登校生の状態は今

首都圏のみならず全国に緊急事態宣言が発令され、
外出自粛が要請されている今、

不登校であったお子さんたちは、
どのような毎日を過ごしているのだろうか?

自宅にいることが普通になったので、
ほっとして毎日を過ごしているお子さんもいれば

連日の自宅引きこもりは飽き飽きして、
時間を持て余しているお子さんもいるかもしれない。

また、テレビ報道や親の心配を感じ取り、
鬱のように元気を失っているお子さんも
いるかもしれない。

また、誰にとっても厳しい環境の中で、
人一倍敏感なお子さんを見守るお母さんのお気持ちは
どれほど心配であるか、察するに余りある。

学校教育と家庭環境の今

皆さんもご存知の通り、
3月、4月と通常の学校教育を行うことができない状態が
続いている。

 

一部の私立学校や高等学校では、
eラーニングと呼ばれるインターネット授業が
展開されているようだが、圧倒的に少ない。

私の知る限り、多くの公立小学校では、
新教科書を保護者が学校に取りにきて

その時に、教師が印刷した課題やプリントを持ち帰り、
子供達は自宅でプリント学習に
取り組んでいるそうだ。

自宅学習では、集中力を持たせるにも限りがあり、
テレビやゲーム、お菓子などの誘惑も多く

「学校で受ける授業のようなわけにはいかない」
という保護者の嘆きも耳にする。

学校が変わる

私が思うに、
新型コロナウィルスは一旦は収まっても
第2波、第3波がやってくるような気がしてならない。

これだけ世界を震撼させている新型ウィルスである。
そう簡単に終息するとは思えないのだ。

だとすると、元のような学校に戻るまで
相当な時間がかかるかもしれない。

 

もしかしたら、
学校の形態そのものが大きく変わっていくのではないか?
とさえ思う。

つまり、学校に通うシステムから、
自宅でインターネットで学ぶシステムへの転換

「不登校」という概念がなくなる

すると、不登校という概念がなくなる。

少なくとも、学校に通えないことを、
「他の多くの子供ができているのに
なぜできないんだ!」と嘆く必要がなくなるのではないか。

しかし、インターネットの授業が中心になると、
そこにはまた新たな問題が発生し、
不登校に変わる何かが起こるかもしれません。

他の大勢と違うことに、不安を覚えたり違和感を覚える限り
問題点は永遠に出てくるのかもしれません。

お母さんに取り組んでもらいたいこと

学校がどのように変わっていくのかは
私も分かりません。

通学スタイルから、自宅で学んでいくスタイルに
変わっていくのかもしれない。

教師はインターネットを活用した授業を
配信していくのかもしれない

とは想像しますが、

もっともっと大きく変革していくのかもしれません。

でも不登校であった(不登校を経験した)お子さんを持つ
お母さんにしていただきたい事

それは、

お子さんの気持ちに寄り添って感じることを
忘れないでほしい

という事です。

どのような学校形態になっても、あるいは
学校というシステムがなくなったとしても

お子さんの気持ちをしっかりと受け止め、
理解してあげられるのはお母さんです。

パソコンやインターネットではありません。

どんな時代にも言える事でしょうが

子供の行動を先回りして道筋を作るのではない。

子供の感じていることを一緒に感じて
理解できる親になる
事こそが

今、何よりも求められている事だと思います。

藤田みどり

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