「怒り」の奥にある真実

怒りは表面的な感情にすぎない

我が子の不登校に悩んでいた時、
私はよく「怒り」の感情に襲われました。
夫に怒り、義母に怒り、そして自分に怒り。

我が子はそんな私の怒りの感情を
敏感に感じ取っていたのだと思います。

最近、私が思うことは、
この「怒り」は実は表面的な感情であり
奥底に本当の感情が隠れているのではないか?
ということです。

奥底の感情を見てみると。。。

そこで、静かに目を閉じて、当時の感情を思い起こし
自分の本当の気持ちを探ってみました。

すると、そこにあったものは、子育て中の強い不安感でした。
そして、寂しい気持ちでした。

自分一人で育てていかねばならない
全責任を負っている
子供が病気になっても、夜中に熱を出しても
自分で判断し、対処しなければいけない
子供の命を自分一人で守っていかねばならない

そんな不安感、孤独感が常にありました。

夫のこと、義母のこと

子育ての最中も、夫がいたのですが(今現在も生きています)
夫は「仕事仕事」で毎日遅くまで働いていました。

帰りが遅いだけではなく、
話を聞いてくれないことがほとんどでした。
「結論から言って!」と言われていました。

よくケンカをしました。
そのうちもう嫌になって、
「もういいや、自分でやろう!」と思うようになりました。

でも、時には相談したいなあ、
という気持ちがあったことは確かです。

いつも葛藤していたのです。

さらに追い打ちをかけるのが義母の存在。
そんな私の孤軍奮闘を理解しようともせず、
「お茶もすぐに出せない気の利かない嫁!」
と罵られ、

はたまた我が家の鍵を持ち、
連絡もなし、チャイムを鳴らすこともなく
勝手に我が家に出入りしていたのですから

そりゃあ、私だって怒りマックス!!!になります。

私の本当の気持ちは

そうはいっても、夫は、休みの時には
子供を遊びに連れて行ってくれたり
保育園の朝の送りを時々担当してくれたり
忙しいながらにも
協力はしてくれたと思います。

だから離婚には至っていないのかも。

でも、でも、もっと話を聞いて欲しかった。
私を安心させて欲しかった。
やらなくてもいいから
話だけは聞いて欲しかった。。。

そんな私の本当の気持ちがあり
その気持ちを
同じ女性である義母には
わかって欲しかった。

夫は会社である程度の地位に上り詰めたい
という希望があったので、
私は夫に思う存分
仕事をしてもらいたかったし
それをサポートして行きたかった。

こんな風に陰ながら夫をサポートしている私を
義母にはわかって欲しかった。

まとめ 「怒りの裏に隠されていた真実は」

怒りという感情は表面的な感情であり
その奥には本当の気持ちが隠されている。

私の怒りの裏にあった真実とは。。。

1 自分一人で子供の命を守っていかねばという
  強い不安感があり

2 夫にもっと話を聞いてもらいたかった
  という願いがあった。

3 義母には、夫を支えながらも孤軍奮闘し、
子育てに全力投球している私を
認めてもらいたい
という気持ちがあった。

そんな私の本当の願いがあったのですね。

今となっては、
「これらの気持ちに気づき、認めてあげることで
心の底からの癒しが起こるのかもしれない」
と思っています。

さらに、いつか機会があったら
夫には、私のあの時の本当の気持ちを伝えてみたい
と思います。

藤田みどり

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