不登校はこうやって乗り越える
不登校経験者の母として、中学校教師として思うこと
私は、不登校経験者の母として、
また中学校で不登校に悩む本人や
お母さんを何人も見てきて
思うことがあるんです。
それは、
☆*★*☆*★*☆*★*☆
不登校の解決には多少の時間がかかる
でも、必ず解決の糸口は見つかるし
その糸口となるのは
お母さんが行動することに他ならない
☆*★*☆*★*☆*★*☆
ということです。
不登校は実は長い年月の積み重ねで
起こっているのです。
きっかけは友達関係のいざこざとか
担任との折り合いとか
部活動でのいじめ等かもしれません。
でも、
根本的なことは
もっと奥が深いと思います。
奥が深いので
多少時間がかかるということです。
奥が深いものとは?
どのように奥深いのかといえば、
お母さんの心の奥底の意識が関係している
ということです。
つまり潜在意識(無意識)の世界です。
普段は心の奥の方にしまわれているので
意識してのぞいてみないと
なかなか触れることは難しいです。
普段意識できる顕在意識が5%ほど
潜在意識が95%と言われているので
隠れ潜んでいる潜在意識がいかに多いか
わかると思います。
でも、
この潜在意識、
心の奥底にしまわれているのですが
お母さんの行動には無意識に現れ
子育てに影響を与えています。
お母さんの潜在意識が子育てに影響し、
それが積み重なって子供の不登校にも
何らかの影響を与えたのかもしれない。
お母さんの潜在意識が全てではありませんが
お子さんに与えた影響は
大なり小なりあるのではないかと思います。
お母さんがすぐにできることは?
結局どうすればいいのか?
お母さんがまずは行動することです。
どう行動していけばよいかは
お母さんによって、状況により異なります。
例えば私の場合でしたら、
1 学校の先生、カウンセラー、思春期外来の
医師などに直接会って、不登校の原因、対応の仕方
などについて尋ねました。
2 その中で、頂いたアドバイスを
実行できるものは、まずは私が実行しました。
ノートを用意し、記録をとりました。
3 継続して、学校の先生面談やカウンセリング、
思春期外来の先生面談を行いました。
4 そうやっているうちに、
原因が外にあるのではなく、私自身の心の内に
あることに気づきました。
まず変わっていく必要があるのは私であると。
不登校を直接乗り越えていくのは我が子です。
5 すると気づくことがたくさんあり、どんどん
自分自身と向き合うことになりました。
6 自分と向き合う上で必要なものがあれば
躊躇することなく、どんどん試し
良いものは継続、合わないものは
手放していきました。
こんな感じで進んでいきました。
まとめると
子供の不登校という現実を通して
お母さん自身の本当の気持ちと
向き合っていく
ことだと思います。
そのために恐れを手放して
どれだけ自分と向き合えるか
どれだけ行動に移すことができるか
これがポイントだと思います。
お子さんが不登校になったのは
必ず意味があるはずです。
お子さんが体を張って不登校を選択した
その勇気を無駄にしないためにも
お母さんの行動が求められている
そんな気がします。
乗り越えたものにしか見られない景色が
そこにはあるはずです。
藤田みどり